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06月23日-05号

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  1. 福井市議会 2022-06-23
    06月23日-05号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    令和 4年 6月定例会               福井市議会会議録 第5号            令和4年6月23日(木曜日)午後1時30分開議〇議事日程及び会議に付した事件 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 第29号議案ないし第38号議案,第10号報告請願第11号ないし請願第13号,陳情第12号及び陳情第13号 日程 3 特別委員会の設置及び付託について 日程 4 特別委員会委員の選任について 追加日程 特別委員会の閉会中の継続調査について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 岩佐 武彦君   2番 酒井 良樹君 3番 山田 文葉君   4番 榊原 光賀君 5番 寺島 恭也君   6番 津田かおり君 7番 近藤  實君   8番 水島 秀晃君 9番 池上 優徳君   10番 福野 大輔君 11番 八田 一以君   12番 菅生 敬一君 13番 伊藤 洋一君   14番 泉  和弥君 15番 藤田  諭君   16番 中村 綾菜君 17番 田中 義乃君   18番 村田 耕一君 19番 片矢 修一君   20番 玉村 正人君 21番 堀江 廣海君   22番 下畑 健二君 23番 鈴木 正樹君   24番 奥島 光晴君 25番 今村 辰和君   26番 野嶋 祐記君 27番 堀川 秀樹君   28番 青木 幹雄君 29番 石丸 浜夫君   30番 見谷喜代三君 31番 皆川 信正君   32番 加藤 貞信君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        西 行   茂 君 企業管理者      前 田 和 宏 君 教育長        吉 川 雄 二 君 都市戦略部長     桑 原 雄 二 君 総務部長       齊 藤 正 直 君 財政部長       田 口 春 彦 君 市民生活部長     廣 瀬 峰 雄 君 福祉部長       小 寺 正 樹 君 保健衛生部長     松 田 尚 美 君 商工労働部長     寺 井 道 博 君 農林水産部長     清 水   拓 君 建設部長       増 永 孝 三 君 工事・会計管理部長  佐 野 仁 則 君 消防局長       山 中 裕一郎 君 上下水道経営部長   向 井 成 人 君 上下水道事業部長   海 道 克 也 君 教育部長       林   俊 宏 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     橋 本 亜由美 議会事務局次長    吉 田 裕 彦 議事調査課長     尾 野 嘉 貞 議事調査課長補佐   三 上 清 文 議事調査課主幹    田 原 弥 香 議事調査課主査    松 田 香 吏 議事調査課主査    岩 田 聡 子────────────────────── ○議長堀江廣海君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長堀江廣海君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,16番 中村綾菜君,17番 田中義乃君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長堀江廣海君) 次に,日程2 第29号議案ないし第38号議案,第10号報告請願第11号ないし請願第13号,陳情第12号及び陳情第13号,以上16件を一括議題とします。 以上の各案件については,去る6月6日の本会議において,各常任委員会に付託されました。 それぞれ審査結果の報告を受けましたので,これより委員会終了の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書本号末尾参照〕 総務委員長 5番 寺島恭也君。 (5番 寺島恭也君 登壇) ◆5番(寺島恭也君) 去る6月6日の本会議において,総務委員会に付託されました案件審査するため,6月16日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件議案3件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第29号議案 令和4年度福井一般会計補正予算総務費中,市庁舎本館常用発電機更新事業について委員から,この非常用発電機点検はどのくらいの頻度で実施しているのかとの問いがあり,理事者から,2か月に一度定期点検を実施し,正常に起動するかどうかの確認を行っているとの答弁がありました。 また,別の委員から,非常用発電機は設置から何年くらいが経過すると入替えが必要になるのかとの問いがあり,理事者から,点検業者からは通常30年程度で入れ替えることが推奨されていると聞いている。市庁舎本館用の非常用発電機建物竣工当時に設置したものであり,既に45年以上が経過し,非常に老朽化が進んでいる状況であるとの答弁がありました。 さらに,別の委員から,2か月に一度の点検を行ってはいても,設置から数十年が経過しており,今回,更新経費補正予算に計上したということは,既に一,二年前から何らかの不調を来していたとの認識でよいのかとの問いがあり,理事者から,これまでも不調や不具合の報告保守点検業者から受けていたが,今回初めてエンジンが起動しないという症状が出たため,このままでは災害時や停電時などの非常時に起動しないおそれがあることから,緊急的に補正予算を計上したものであるとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長堀江廣海君) 次に,建設委員長 4番 榊原光賀君。 (4番 榊原光賀君 登壇) ◆4番(榊原光賀君) 去る6月6日の本会議において,建設委員会に付託されました案件審査するため,6月16日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件議案3件,報告1件であり,審査の結果,挙手採決により,議案はいずれも原案どおり可決報告報告どおり承認することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第29号議案 令和4年度福井一般会計補正予算土木費中,中央公園子ども遊び場整備事業について委員から,全天候型の遊び場と言いつつ,屋根で上部を覆うだけの形となると,冬場は非常に寒いのではないかと危惧する。設計段階で協議されていくとは思うが,冬場も使えるような対策について何か考えはあるのかとの問いがあり,理事者から,子どもたちが安心して遊べ,保護者が快適に見守ることができる環境が大事であると考えることから,張り出しの屋根や垂れ壁,スクリーンなどにより雨や雪の吹き込みなどの影響を極力抑えられるような施設になるよう考えていくとの答弁がありました。 また,別の委員から,中央公園らしい,建築としてデザイン的に面白くて楽しい,魅力的なものを造ってほしいと思うが,現時点で何か構想はあるのかとの問いがあり,理事者から,まだ設計段階であり,どういったものになるかは決まっていないが,屋根や遊具のデザインについては,都市景観審議会から選出されている建築や土木,色彩等専門家で構成されたデザイン調整委員会意見をいただきながら設計していくとの答弁がありました。 これに対して委員から,専門家意見もよいが,市民,県民に加え県外から来た人にも,来てよかった,また行きたいと思ってもらえるような魅力的な施設となるよう市としても十分に検討してほしいとの要望がありました。 次に,第37号議案 財産の取得について(除雪ドーザ)について委員から,除雪ドーザ交差点除雪には不向きではないかと考えるが,購入する理由は何かとの問いがあり,理事者から,除雪ドーザ幹線道路や最重点路線といった大通りの雪を路肩に寄せて除雪していくものであり,交差点の雪山の除去は主に民間業者から借り上げたタイヤショベルを使用して行っている。ドーザは,タイヤショベルと比較して価格が2倍ほどもする高額なものであり,民間業者がこれを購入することが困難であることから市が購入し,業者に貸与することとしているとの答弁がありました。 また,別の委員から,今回更新する3台のこれまでの使用年数と,今後更新が必要な除雪車両の台数についての問いがあり,理事者から,3台はそれぞれ41年,40年,33年が経過し,また,現在30年以上経過している除雪車両は,ドーザやグレーダー,ショベルなど13台あるとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長堀江廣海君) 次に,経済企業委員長 6番 津田かおり君。 (6番 津田かおり君 登壇) ◆6番(津田かおり君) 去る6月6日の本会議において,経済企業委員会に付託されました案件審査するため,6月17日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件議案1件,請願2件であり,審査の結果,議案原案どおり可決請願挙手採決の結果,いずれも不採択とすべきものとすることに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第29号議案 令和4年度福井一般会計補正予算商工費中,福井を満喫!デジタルスタンプラリーについて委員から,スタンプは市内のどこに何か所設置するのかとの問いがあり,理事者から,このスタンプラリーは夏版と秋版の2回に分けて開催したいと考えている。スタンプ設置場所は一乗谷朝倉氏遺跡や養浩館庭園福井駅周辺に加え,夏版では主に越前海岸方面で10か所程度,秋版ではまちなかや季節を感じられるような場所を含めて10か所程度を選定していきたいとの答弁がありました。 これに対し委員から,できるだけ多くの方々に参加いただけるよう広報し,事業を通じて本市の観光地が皆さんの目に触れるようにしてほしいとの要望がありました。 次に,請願第11号 インボイス適格請求書制度の中止を求める請願について委員から,米価が下落している中でさらに課税されることになると,農業を継続できないと考える方が増えるのではないかと懸念するため採択すべきとの意見があった一方で,国は農家事業者に対してインボイス制度に関する各種特例措置経過措置を設けている。国の責任において制度を周知徹底することが肝要であり,不採択とすべきとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 次に,請願第12号 「水田活用の直接支払交付金」の見直しの中止を求める請願について委員から,5年に一度水田に戻すことは不可能であり,交付金が支給されないことになると農業から離れる方が増えるのではないかと危惧するため採択すべきとの意見があった一方で,他の様々な制度と同様,見直しは必要であるとの意見や,その時々の状況に応じて制度見直しを行い,今後の農業政策に生かしていけばよいと考えるため不採択とすべきとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 以上が当委員会での審査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長堀江廣海君) 次に,教育民生委員長 2番 酒井良樹君。 (2番 酒井良樹君 登壇) ◆2番(酒井良樹君) 去る6月6日の本会議において,教育民生委員会に付託されました案件審査するため,6月17日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件議案6件,請願1件,陳情2件であり,審査の結果,議案はいずれも原案どおり可決請願及び陳情挙手採決の結果,いずれも不採択とすべきものとすることに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第29号議案 令和4年度福井一般会計補正予算衛生費中,不妊治療支援事業について委員から,対象者は市内に何人ぐらいいるのか。また,この事業は今後も継続して実施していく予定なのかとの問いがあり,理事者から,本補正予算では,これまでの実績を基に対象者数を135件程度と見込んでいる。また,本事業は県の補助を受け,県下一律で実施されるものであり,県からは今後も継続して実施すると聞いているとの答弁がありました。 同じく,教育費中,修学旅行キャンセル料補助事業について委員から,補助の対象について問いがあり,理事者から,補助の対象は,新型コロナウイルス感染症等の影響により,やむを得ず修学旅行を中止した場合に補助するものであり,行き先は県内,県外を問わないとの答弁がありました。 さらに委員から,小・中学校修学旅行実施の現状について問いがあり,理事者から,既に実施済みの小学校は4校,中学校は22校で,現段階では感染等による中止はない。このうち,中学校では3分の2程度が主に北陸や中部地方といった県外を行き先に実施している。また,未実施校についてもほとんどが9月末から11月上旬にかけて実施を計画しているが,現段階で中止を決定している学校はないとの答弁がありました。 次に,請願第13号 保育所等最低基準職員配置・設備の面積基準)と,保育士処遇の抜本的な改善を求める意見書の提出を求める請願について委員から,市ではこれまでも処遇改善等については国に要望してきており,密を避けることのみに着目した見直しについてはどうなのかとの考えから,不採択とすべきとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 次に,陳情第12号 原子力発電所重大事故時に住民の避難が困難であるため,老朽原発の運転の停止を求める陳情について委員から,たとえ運転を停止してもその原発には核燃料及び使用済み核燃料が残っており,事故の危険性は依然としてある。原子力政策については国が責任を持ってしっかりと対応すべきとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 次に,陳情第13号 「すべてのケア労働者大幅賃上げを求める意見書」の提出を求める陳情について委員から,十分とは言えないまでも,国により適切に改善されてきていると考えることから不採択とすべきとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 以上が当委員会での審査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長堀江廣海君) 以上をもちまして各常任委員会審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。 御質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第29号議案ないし第38号議案,第10号報告については討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 ただいま申し上げました各案件に対する各委員会審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,請願第11号及び請願第12号,陳情第12号及び陳情第13号について討論の通告がございましたので許可します。 なお,発言は論点を明確にし,簡明にされますようお願いします。 3番 山田文葉君。 (3番 山田文葉君 登壇) ◆3番(山田文葉君) 日本共産党山田文葉です。ただいま討論対象となっています請願第11号及び請願第12号,陳情第12号及び陳情第13号をいずれも不採択とした委員長報告に反対の立場から討論いたします。 請願第11号は,農家を守る立場から,今年10月から政府が導入するインボイス制度の中止を求めるものです。 経済企業委員会では政府の対策や制度の周知を進めればそれでよいとの意見があり,不採択としてしまいましたが,それは福井農家農業の実態からあまりにかけ離れたものです。 前回の定例会でも述べたように,年間売上げが1,000万円未満の業者はこれまで消費税納税義務がありませんでしたから,納税番号を持っていません。このインボイス制度によって,町の小さな商店や小規模な事業者は,仕入れ取引の控除を受けるためのインボイスが発行できないことを理由に,取引先から取引を打ち切られる危険性があります。また,それは地域の農業者も同じです。加えて,請願者が言っているように,産地直送センターに納入する生産者の多くが免税事業者であり,そのような農家からインボイスが発行されなければ,産直センター消費税の負担を肩代わりせねばならなくなります。生産者課税農家になってもらおうにも日本販売農家の9割は免税事業者であり,税務事務の経験がほとんどないため簡単ではありません。 福井農家を守るため,請願採択すべきです。 請願第12号は,水田活用の直接支払交付金見直しを求めるものです。 経済企業委員会ではウクライナの情勢などを見て食料安全保障見直しを行わなければならないという意見がありましたが,食料の安全保障というのならば,食料自給率向上のため農家を支援する立場で見直しがなされるべきです。水田活用の直接支払交付金は,国の減反政策の下,本来農家としては米を作りたい水田での,ソバや麦,大豆などへの転作を促してきたものです。それを2022年度から,あぜや水路がなく,水張りができない水田や,2022年から2026年の5年間に一度も米を作らなかった水田については水田活用の直接支払交付金対象から外すということです。これでは,長年にわたって政府の減反政策に協力してきた農家への裏切りになります。農家の方からは,そもそも支援金がなければソバを作っても赤字になる,水田のままだとソバが育つ土壌にならない,支援金を受け取るために5年に一度水田に戻せなど無理だとの声も上がっています。 そもそも日本食料自給率が低いのは,農家経営への支援金先進国でもっとも弱く,米を作って飯が食えないと言われるほど農業所得が低いことを放置したまま,安い農産物を世界から輸入し続けているところに問題があります。農業は一度潰れたら土づくりからやり直さねばならず,簡単に再生できる産業ではありません。だからこそ支援金で守る必要があるのです。日本農業福井農業を守るため,食料の安全保障を見直すためにも請願採択すべきです。 陳情12号は,原子力発電所重大事故時に住民の避難が困難であるため,老朽原発運転停止を求めるものです。 今年2月,ロシアはウクライナを侵略し,チェルノブイリ原発ザポリージャ原発を占拠したことから,原子力発電所軍事テロの標的になることが明らかになりました。これまで原発への攻撃として想定してきたのはテロによるものであり,今回のような軍隊による組織的な攻撃に対しては守るすべがありません。山口壯環境大臣原子力防災担当大臣は,ウクライナのことを踏まえたときにミサイルが飛んできてそれを防げる原発はない,世界には1基もない,これからもできないと述べました。たとえ原発が攻撃されたり事故を起こすことがなくても,運転すれば何万年も安全に保管しなければならない核のごみを出し続けるのです。教育民生委員会では,国がしっかり対応すべきなどの意見があり不採択にされましたが,世界一原発が集中立地している福井県として,県民,市民の命を守るために陳情採択すべきです。 陳情第13号は「すべてのケア労働者大幅賃上げを求める意見書」の提出を求めるものです。 2年以上続くコロナ禍の下,医療,介護,保育,福祉などの現場で働く人たちは社会に欠かすことのできないエッセンシャルワーカーとして見直されてきました。一方,その賃金が低過ぎることが可視化され,解決に動き出したことは重要です。2月から始まった処遇改善事業は,看護師コロナ対応者限り月額4,000円の引上げ介護士保育士,福祉,学童保育は月額9,000円の引上げという内容で,現場からは戸惑いや不満,怒りの声が上がっています。1つ目は,金額があまりに低いこと,2つ目対象となる職種を限定しているため,チームワークを基本とするケア労働の現場に分断を持ち込んでしまうことです。看護師はもちろん,介護も保育も高い専門性が求められ,命を預かる責任の重い仕事です。専門職にふさわしい賃金となるよう,抜本的な引上げが必要です。長引くコロナ禍の下,福井市で奮闘している全てのケア労働者処遇改善されるよう,陳情採択すべきです。 以上,各種請願陳情を不採択とした委員長報告に反対し,請願陳情採択すべき理由を述べまして,日本共産党を代表しての討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長堀江廣海君) 以上で討論を終結します。 それでは,起立により採決します。 請願第11号及び請願第12号,陳情第12号及び陳情第13号に対する各委員会審査結果は,お手元の報告書のとおりいずれも不採択とすべきものであります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 次に,請願第13号について討論の通告がございましたので許可します。 3番 山田文葉君。 (3番 山田文葉君 登壇) ◆3番(山田文葉君) 日本共産党山田文葉です。ただいま討論対象となっています請願第13号を不採択とした委員長報告に反対の立場から討論いたします。 請願第13号は,保育所等職員配置基準や設備の面積基準保育士処遇の抜本的な改善を求めるものです。 教育民生委員会では,福井市は基準を上回る職員配置を行っているし,国に要望もしているなどの意見があり不採択としましたが,福井市が基準を上回る配置をしていることこそが基準改善が必要という表れです。制定されて以降,74年間も変わらず,4歳児,5歳児クラスでは30人に対して保育士1人という基準ですが,多くの現場では2人の職員を配置するなどして対応しています。私立保育園では職員配置基準委託費の額が算定されるため,子どものために保育士を増やせば増やすほど職員の賃金が下がってしまうのです。今の状態を改善するため,早急な基準見直しが必要です。また,保育士処遇改善については,今年2月から3%程度引上げが行われましたが,仕事に見合ったものになっていません。保育士国家資格であり,専門的な知識や技術を必要とする職種です。子どもたち生活全般のお世話をしながら,心身の発達を促し社会性を養うこと,そして食事や睡眠,排せつ,清潔さ,衣類の着脱など基本的な生活習慣を身につけさせます。それに加えて,虐待の発見と対応や子育ての悩み相談子どもの知的・肉体的発達への見識など高い専門性が求められるものです。 子どもは未来です。明日の福井市を生きていく子どもたちを育てる大切な場である保育所等基準改善保育士処遇改善はしっかり行われるべきであり,請願採択すべきです。 以上,請願第13号を不採択とした委員長報告に反対する理由を述べまして,日本共産党を代表しての討論を終わります。ありがとうございました。 ○議長堀江廣海君) 次に,16番 中村綾菜君。 (16番 中村綾菜君 登壇) ◆16番(中村綾菜君) 無所属の中村綾菜です。請願第13号 保育所等最低基準職員配置・設備の面積基準)と,保育士処遇の抜本的な改善を求める意見書の提出を求める請願について不採択とした委員長報告に反対の立場から討論を行います。 教育民生委員会では,理事者の見解として,コロナ感染症対応に伴い,密を避けることのみに着目した職員配置,設備の面積基準見直しについては慎重にすべき,また国は令和4年2月から保育士に対し3%程度処遇改善を実施している,本市として国に対し引き続き処遇改善を要望していくとの説明がありました。そして,委員から,理事者の見解に同意するといった趣旨の意見があり,不採択となったということです。 しかし,本請願書はコロナ感染症対策のみに着目した内容ではありません。職員の配置基準や設備の見直しについては,コロナ以前から課題になっていたことです。現にこの基準では足りないとして,園独自に職員を多く配置しているところもありまして,園の負担になっております。国の基準改善することで,この問題が解消されるということですが,なぜ反対するのでしょうか。保育士処遇改善に関しては,これまで市は国に対し要望しているということですので,議会としても本請願書を採択し,意見書として提出していただければと思いますが,いかがでしょうか。 反対討論は以上です。いま一度お考えいただきまして,採決をお願いいたします。 ○議長堀江廣海君) 以上で討論を終結します。 それでは,起立により採決します。 請願第13号に対する教育民生委員会審査結果は,お手元の報告書のとおり不採択とすべきものであります。 お諮りします。 請願第13号については,委員長報告どおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長堀江廣海君) 次に,日程3 特別委員会の設置及び付託について並びに日程4 特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題とします。 まず,特別委員会の設置及び付託についてお諮りします。 この際,8名をもって構成する福井の魅力発信対策特別委員会を設置し,人を呼び込むための取組と今後の展開について,魅力発信に向けたプロモーションについて,但馬日下部氏を祖とする越前朝倉氏について,その他関連施策についてを付託の上,調査することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,特別委員会委員の選任についてお諮りします。 ただいま設置されました福井の魅力発信対策特別委員会委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 4番 榊原光賀君,5番 寺島恭也君,8番 水島秀晃君,12番 菅生敬一君,15番 藤田諭君,23番 鈴木正樹君,27番 堀川秀樹君,29番 石丸浜夫君,以上,8名の諸君を福井の魅力発信対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ここでお知らせします。 この後の休憩時に正副委員長互選のため,福井の魅力発信対策特別委員会を第2委員会室で開催します。 ここで暫時休憩します。             午後2時6分 休憩──────────────────────             午後2時25分 再開 ○議長堀江廣海君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 休憩中に開催されました福井の魅力発信対策特別委員会におきまして,正副委員長の互選が行われましたので,その結果を御報告します。 委員長 水島秀晃君,副委員長 堀川秀樹君,以上であります。 ただいま福井の魅力発信対策特別委員長から,付託案件について閉会中も継続して調査を行いたい旨の申出がありました。 この際,特別委員会の閉会中の継続調査についてを日程に追加し,議題とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
    議長堀江廣海君) それでは,特別委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。 お諮りします。 本件は,福井の魅力発信対策特別委員長からの申出のとおり,閉会中も継続して調査することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ここで,市長から発言の申出がありますので,この際,これを許可します。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただき,令和4年6月福井市議会定例会の閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,6月6日の開会以来,補正予算をはじめ,条例改正など,提出いたしました各議案につきまして,慎重かつ熱心に御審議いただき,御議決をいただきましたことに厚くお礼申し上げます。 本定例会を通じていただきました議員各位の貴重な御意見や御提案につきましては,各施策に反映できますよう最善を尽くしてまいります。 さて,県内における新型コロナウイルス感染症は,先月中頃から徐々に減少に転じてまいりましたが,いまだ1日当たりの新規感染者が100人を超える日が見られるなど,高止まりの状況が続いており,感染拡大注意報も7月10日まで継続されております。こうした中,本市では,感染拡大防止と重症化予防を進め,市民の皆様が安全・安心な日常を送れるよう,現在3回目のワクチン接種の推進に全力で取り組むとともに,高齢者や基礎疾患を有する方など,重症化リスクがある方に向けた4回目接種を実施しております。 今後も,国や県,関係機関と連携し,感染症対策を徹底するとともに,長引くコロナ禍の影響で疲弊した地域経済の回復にも力を尽くしてまいりますので,議員各位には引き続き御理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 また,市民の皆様におかれましては,引き続き会話時のマスク着用など,感染防止対策を徹底していただくとともに,これからの季節は湿度が高くなり,暑さも厳しさを増してまいりますので,熱中症にも十分注意していただきますようお願いいたします。 ところで,先日県内においても梅雨入りを迎え,これから大雨や土砂災害などの自然災害の発生も懸念されるところです。気象庁は,今月から豪雨をもたらす線状降水帯の発生を半日前から予報するなど,住民の早めの避難を促す取組を開始いたしました。いつどこで起こるか分からない自然災害を明確に予測することは困難ですが,いざというときに慌てないようハザードマップや防災ハンドブックなどにより,災害の種類ごとに安全に避難できる場所と経路をあらかじめ調べておくことなどが,自分自身や大切な家族の命を守ることにつながります。 今月26日には3年ぶりとなる福井市総合防災訓練を実施いたします。市民の皆様におかれましては,積極的に訓練に参加いただき,災害時の避難手順や避難先の確認を行うなど,改めて災害に対する備えを進めていただきますようお願い申し上げます。 結びになりますが,これから日ごとに暑さが増してまいります。今年の夏も気温が高くなると予報されておりますので,議員各位におかれましては,くれぐれも体調に御留意いただき,ますます御活躍されますことを祈念申し上げ,閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長堀江廣海君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして令和4年6月福井市議会定例会を閉会します。             午後2時30分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長署名議員署名議員 △〔参照〕              各委員会審査結果報告書             総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第29号議案令和4年度福井一般会計補正予算  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金中       第2項 国庫補助金中          第1目 総務費国庫補助金    第20款 繰越金    第22款 市債   歳出    第2款 総務費  第2条原案可決第31号議案福井市市税賦課徴収条例等の一部改正について〃第32号議案福井市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について〃             建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第29号議案令和4年度福井一般会計補正予算  第1条中   歳入    第16款 県支出金中       第2項 県補助金中          第7目 土木費県補助金   歳出    第8款 土木費原案可決第36号議案福井市営特定公共賃貸住宅管理条例等の一部改正について〃第37号議案財産の取得について (除雪ドーザ)〃第10号報告専決処分の承認を求めることについて (和解及び損害賠償額の決定について)承認              教  育  民  生  委  員  会番 号件            名審査結果第29号議案令和4年度福井一般会計補正予算  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金中       第1項 国庫負担金       第2項 国庫補助金中          第2目 民生費国庫補助金          第7目 教育費国庫補助金    第16款 県支出金中       第2項 県補助金中          第3目 衛生費県補助金       第4項 県委託金   歳出    第3款 民生費    第4款 衛生費    第10款 教育費原案可決第30号議案令和4年度福井市介護保険特別会計補正予算〃第33号議案福井市民生委員定数条例の一部改正について〃第34号議案福井市介護保険条例の一部改正について〃第35号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について〃第38号議案土地の取得について (新中学校建設用地)〃請願第13号保育所等最低基準職員配置・設備の面積基準)と,保育士処遇の抜本的な改善を求める意見書の提出を求める請願採択とすべきもの陳情第12号原子力発電所重大事故時に住民の避難が困難であるため,老朽原発の運転の停止を求める陳情陳情第13号「すべてのケア労働者大幅賃上げを求める意見書」の提出を求める陳情〃              経  済  企  業  委  員  会番 号件            名審査結果第29号議案令和4年度福井一般会計補正予算  第1条中   歳出    第7款 商工費原案可決請願第11号インボイス適格請求書制度の中止を求める請願採択とすべきもの請願第12号「水田活用の直接支払交付金」の見直しの中止を求める請願〃...